一昔前までは、ガントチャートを作るためには、エクセルを使って作るのが一般的でしたが、時代の発展とともに様々なツールでガントチャートを作れるようになりました。とはいうもののどのツールを使ってガントチャートを作ればいいのか迷っている人はいませんか?今回はガントチャートツールを特徴ごとにまとめていきたいと思います。
簡単にガントチャートについて
まずは簡単にガントチャートについて確認しておきましょう。
ガントチャートとは、各作業のタスクと量を把握するグラフを作ることで、全体を簡単に把握することのできるツールです。

上記がガントチャートの例になっています。大元のプロジェクトを遂行させる上で、必要なものをすべて洗い出し(この作業のことをWBSと呼びます)をして、担当者などを振り分けることで、管理者だけではなく、全員がどの程度プロジェクトが進んでいるのかも確認することのできる優れたツールになっています。ガントチャートについての基礎を学びたいかたは、まず「ガントチャートとは何か?メリット・デメリットを徹底比較!」をご覧ください。
なぜガントチャートツールを使うのか
ガントチャートツールを紹介していく前になぜツールを使ってガントチャートを作るかについて考えていきます。
私の話になりますが、あるメディアのリニューアルの際にエクセルを使って手作りでガントチャートを作った経験があります。率直に感想を述べると、あれほど時間を無駄にした経験は人生の中で初めてだったと思います。
どこが無駄だったか具体的にあげると、作業の工程が遅れるたびに、新たにタスクを追加してタスクのスケジュールをずらすために色を付け直す作業が大変でした。
しかしツールであれば、日程さえ入力すれば自動で色を付けてくれたり、工程数を増やすことができます。ツールを導入して効率化を図り、自分で考える作業に時間を割り振ることで、生産性の向上や成績の向上にもなるので、ガントチャートに問わず、人間がやらずにできる作業については機械やツールなど使って効率化を進めます。
どれくらい手作りでガントチャートを作るのが大変か知りたいという人は、ぜひ一度自分でお試しください。おススメはしません。
ガントチャートツール3選
さてここからはガントチャートを作れるツールを紹介していきたいと思います。ツール以外にもアドオンなどで入れるものもまとめて紹介をしていきます。
Jooto

JootoはUIがシンプルなので、だれでも簡単に操作することができます。ドラック&ドロップで様々なタスクを動かしたり、期限の変更も簡単にすることができます。複数のプロジェクトを管理しながらでも管理することのできるツールになっています。無料のプランもあるので、一度使ってみてから有料版に移行したほうがよさそうですね。ホームページもリニューアルしてとても見やすくなってますね。
- 4人までなら無料のプランがある
- UIがシンプルで使いやすい
- タスク管理もできる
Googleスプレッドシート+アドオン

前回のガントチャート基礎編でも紹介をしましたが、Googleスプレッドシートにあるアドオンを利用して、ガントチャートツールを作ることができます。アドオンの入れ方については、ガントチャート基礎編で紹介しているのでそちらを参照ください。スプレッドシートでガントチャートを作れることの何がいいかというと、わざわざツールを導入しなくてもできてしまう点が最大のメリットだということができます。
- 無料で使うことができる
- ツールをいれなくても利用できる
- Googleのアカウントさえあれば共有が簡単
- エクセルのように使うことができる
backlog

UIが良いので、使いやすいという声を多く聞きます。実際に自分もbacklogを使っていた経験がありましたが、プロジェクト管理だけではなくさまざまな管理をするのにもってこいのツールでした。その分無料のお試しはありますが、有料版を購入しなくてはなりません。ただガントチャートを多少使える人にとっては、操作性もよくおススメのツールといえます。
- 30日間の無料お試しがある
- UIがきれいなので、見やすい
- 誰が使っても使える
Redmine
Redmineはオープンソースのソフトウェアになっているため、自分でカスタマイズなどができるエンジニアのような職種の方には、とても使いやすいツールになっています。ガントチャートはもちろん、プロジェクトやタスクの管理まで一括でできるツールになっています。ガントチャートを作るのが初めてという人にはあまりおススメしません。
- 無料で使うことができる
- 自由にカスタマイズすることができる
- エンジニアにおススメのツール
Brabio!

Brabio!はガントチャートを作ったことがないという方に大変おススメのツールです。すべてドラックするだけで管理することができるので、操作にはまず困ることがありません。また5人までならば無料お試しができるので、少人数のプロジェクトに一度導入してみてはいかがでしょうか。
- 5人までならお試しで無料
- 初心者でもサクサク作れる
- ドラックだけでほとんど簡潔できる
まとめ
ガントチャートを使うと、プロジェクトの進行の見える化を図ることができます。ただあくまでプロジェクトの進行を確かめるためのものなので、プロジェクトを成功に導くためには、日々のコミュニケーションは欠かせないものです。上手にガントチャートを使って、プロジェクトを成功に導いていきましょう。
